TEL. 048-933-1670
〒340-0002 埼玉県草加市青柳1-5-41バフ研磨の際に付着したバフ粉を除去する処理です。バフクリーンなどで光沢を低下させずにバフ粉を除去します。
エッチングとは、アルミニウム表面の自然酸化皮膜を除去する処理です。小さな傷を除去したり、脱脂処理の際に残った頑固な油脂分やブラスト紛を落とす効果もあります。苛性ソーダやソフトエッチングの薬品で処理します。
化学梨地とは、サテンRなどの酸性フッ化アンモン系梨地処理剤により、アルミニウム表面に微細な凹凸を生じさせる処理です。艶消し・パール調の外観にする事が出来ます。
化学研磨とは、ピカ1やピカSなどの化学研磨剤を用いて、アルミニウムの光沢を向上させる処理です。凹部は溶解させずに凸部のみを溶解させることで、平滑化されます。
電解研磨とは、化学的・電気的作用により凸部を溶解させ平滑な表面とし光沢度を向上させる処理です。ピカEなどの電解研磨剤があります。
エッチング工程などで表面に残ったアルミニウム以外の金属がスマットです。スマットクリーンなどの硝酸系デスマット剤に浸漬させ、除去します。
硫酸等の電解液中で、アルミニウム合金を陽極として直流電流を流し、アルミニウム表面に酸化アルミニウム(Al2O3)を生成させる処理です。最適な硫酸濃度、液温、電圧・電流は、求める被膜条件により異なります。一般的な、数値を示します。
硫酸濃度180g/L
液温18~20℃
溶存アルミ20g/L以下
電流密度1.0~1.5A/d㎡
時間20~60分
アルマイトの皮膜厚さは、下記の計算式で計算できます。
0.3(定数)×電流密度(A/d㎡)×時間(分)=皮膜厚さ(μm)
皮膜を10μm生成させるには、1.2A/d㎡の場合、約30分になります。
0.3×1.2(A/d㎡)× 30(分)=10.8μmとなります。
アルマイト後はアルミニウムの表面にたくさんの小さな孔が空いている状態です。この微細孔内部に染料を吸着し、染⾊します。
アルマイトによる微細な孔を封じる処理が封孔処理です。ニッケル系の封孔剤などで孔を塞ぎ、染料の泣き出し防止、耐食性、耐候性などを行います。ニッケル系沸騰水封孔の他、常温封孔、加圧蒸気封孔、ニッケルレス封孔などがあります。
クラックに注意して乾燥させます。
希望する表面状態、材質などの条件から、アルマイト処理工程をご提案致します。アルマイト処理工程の選定を参照して下さい。
アルマイト技術資料より抜粋
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